やせ細りつつある砂浜、ゴミが蓄積されつつある砂浜
未来の子供たちに、すてきな砂浜をとどけられるよう
「砂浜ノート」が作られ、子供たちに配布されます!
日本自然保護協会のメンバーによる、SDG(持続可能な開発目標)に向けた活動の一環です
「自然の海岸」が減っている
日本の海岸は、合計すると3万キロメートルをこす長さがあります。しかし、うめ立てなどの開発が進み、自然のままの海辺は少なくなりました。 コンクリート護岸などの人工物がない「自然の海岸」は、離島を除くと4割ほどしか残ってないという調査結果もあります。日本自然保護協会の志村智子さんは、「ウミガメだけでなく、自然の砂浜も絶滅の危機にあります」と話します。 砂浜が減ったのは、うめ立てだけが原因ではありません。海岸に漁港などの人工の構造物つくると、潮の流れが変わって砂がうまく運ばれなくなり、それまであった砂浜が小さくなってしまうことがあります。 また、川にダムがたくさんつくられたことも、海に流れこむ砂を減らし、砂浜がやせ細ってしまう原因になっています。 砂浜を守るために、その魅力を知ってもらおうと、志村さんたちは小学生以上を対象に、「砂浜ノート」というガイドブックを作りました。砂浜の楽しみ方や、砂浜でみられる動植物について、写真やイラストを使って解説しています。 目標は5万人の子どもたちに届けること。1冊の印刷と発送に約100円かかるため、500万円が必要です。そのための資金をインターネットで集める「クラウドファンディング」を10月30日まで続けています。
朝日小学生新聞 2020年10月16日号
2021.3.22 「砂浜ノート」届きました。楽しくて便利です。ありがとうございました!
砂浜の減少https://kasabuta519.exblog.jp/28517887/